キリスト教葬儀の流れと宗派の違い|カトリックとプロテスタントを比較

キリスト教とお葬式――カトリックとプロテスタントの違いとは?

日本では仏教式のお葬式が一般的ですが、近年ではさまざまな宗教に基づくお葬式も増えてきました。今回は「キリスト教のお葬式」について、できるだけわかりやすくご紹介したいと思います。

キリスト教とは?

キリスト教は、約2000年前にイエス・キリストの教えに基づいて生まれた宗教です。現在、世界中に信者がいて、三大宗教のひとつとされています。キリスト教は「愛」と「赦し(ゆるし)」の教えを大切にしており、死後は「神のもとで永遠の命を得る」と信じられています。

キリスト教には大きく分けて2つの宗派があります。

  • カトリック:ローマ教皇を中心とした世界最大のキリスト教宗派で、伝統や儀式を大切にする傾向があります。

  • プロテスタント:16世紀の宗教改革をきっかけに生まれた宗派で、個人と神との直接的な関係を重視し、儀式よりも信仰そのものを大切にします。

この2つの宗派では、お葬式の内容や雰囲気にも違いが見られます。


キリスト教のお葬式とは?

キリスト教のお葬式は、仏教でいう「成仏」ではなく、「神のもとへ旅立つ」ことを祈る儀式です。遺族は故人の魂が天国で安らかに過ごせるよう願い、神に感謝を捧げます。

カトリックのお葬式(葬儀ミサ)

  • 教会で行われるのが一般的です。

  • 司祭(神父)が中心となり、聖歌やお祈り、聖書の朗読、ミサ(感謝の祈り)を行います。

  • 「死者のためのミサ」と呼ばれ、故人の罪の赦しと魂の安息を願います。

  • 焼香の代わりに「献花」や「十字を切る」ことが行われます。

また、カトリックでは葬儀の前に「通夜の祈り(通夜式)」を行うこともあります。

プロテスタントのお葬式(記念式・感謝礼拝)

  • 教会または自宅・葬儀場で行われます。

  • 牧師が聖書を朗読し、故人の人生を神に感謝する「感謝の礼拝」が中心です。

  • 故人へのお別れというより、神への感謝と希望に満ちた雰囲気が特徴です。

  • 献花が行われることが多く、参列者も一緒に賛美歌を歌います。

プロテスタントでは通夜を行わない場合も多く、葬儀と告別式を一体として行うケースが一般的です。


仏教のお葬式との違い

仏教では読経やお焼香が中心ですが、キリスト教では聖書の朗読や賛美歌、祈りが中心となります。また、仏教のように「戒名」はなく、故人は洗礼名(クリスチャンネーム)で呼ばれることもあります。


まとめ:キリスト教のお葬式は「祈りと感謝」の場

キリスト教のお葬式は、神への祈りを通じて、故人の魂が天国へ迎え入れられることを願う儀式です。カトリックとプロテスタントで少しずつ違いはありますが、いずれも「故人を想い、神に感謝する」という姿勢は共通しています。

もしご家族や知人にキリスト教徒の方がいらっしゃる場合は、その宗派に沿った形式を尊重することが大切です。私たちはなたびでは、キリスト教葬にも対応しておりますので、ご不明な点がありましたらいつでもご相談ください。

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